元教師×主夫=親バカ。でもそれがいい。

バカ親じゃないぞ!親バカなんだ!子育て最高!楽しもう!

あいつがくる(恐怖のバレンタイン)

恐怖の思い出。今となっては笑えるし、申し訳なかったかな、と思うような話。

 

 

あれは小学校3年生か4年生のバレンタイン。

 

私は放課後、一人で留守番。

 

ピンポーーーン

 

ガチャ。(当時インターフォンは電話タイプ)私「はい」

 

インターフォン越しに)

「ほら!出たよ!」

「え~、どうしよどうしよ!」

「〇△✖…。」

 

キャピキャピ!!キャピキャピ!!

 

グワチャ!!!と思い切りインターフォンを戻す。

 

 

あいつらだ…。

 

当時私のことを好いてくれていた女子とその相棒。

 

ピンポンしてインターフォン越しにキャピキャピするタイプなのだ。失礼な。出たのが私じゃなかったらどうするん。正直、私としてはあまり好ましくない人たちであった。

 

 

 

キャピキャピ!!キャピキャピ!

 

玄関ドアごしに聞こえるキャピキャピ。

 

分厚いドアを越えて聞こえるキャピキャピにイライラ。

 

 

数秒後…

 

 

ピンポーーーーーーーーン

 

キャピキャピ!!キャピキャピ!!

 

居留守を決め込む私。(明らかにいるのに。)

 

キャピキャピ!キャピキャピ!

 

2階へ逃げる私。

 

そして数分経ち、奴らは去った。

 

私は2階から帰っていく奴らの背中を見ていた。どんどん小さくなっていく。

 

ほっとした私。が、甘かった。

 

突然…

 

クルっ!!

 

しまった!!

 

目が合った気がした。いや、間違いない。やつらは窓から覗く私の姿を捉えた。

 

戻ってくる…。来ている…。しまった。やられた…。己のまぬけさを悔やむ。

 

 

ピンポーン…

 

 

もうキャピキャピはしていなかった。相手は覚悟を決めたようだ。

 

どうする。怖い。もうなんか怖い!!

 

私は結局インターフォンに出ることもなく、無視し続けることを決めた。

 

 

忘れた頃に外に出ると玄関のドアにはチョコレートが入った包みが。

 

ありがたい話なのだが、ありがたいと思えなかった小学生時代。ゴメンね。

 

30歳を超えた今、あのときのやつらは何をしているだろうか、なんて思ったバレンタインデー。