FTコシヤマンの興育研究所

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学校で行うオンライン授業でいかに高い効果を生むか

休校期間中、特に勉強面でやきもきしたお子さん、保護者の方はとても多かったことでしょう。

 

そんな中、無料でオンライン授業を約10名の子どもたちと一緒に行ってきたコシヤマン

 

はっきり言いましょう。おそらく現状の学校では教育効果の高いオンライン授業を施すのは難しいです。それにはいくつかの理由があります。

 

逆に、難しさを生んでいるその要因に目を向けて改善を図れば確実に効果の高いオンライン授業を行うことができるでしょう。

 

今回の記事では1か月オンライン授業を行ってきた経験から、学校で行うオンライン授業について提案をさせていただきます。興味のある方、ぜひ最後までお付き合いください。

 

※学校と各家庭の設備が整っていることを前提として記していきます。

 

現状の学校ではオンライン授業が難しい理由

①一斉授業が主体

これは普段の教室内でも課題のある授業スタイルです。1対40という構図は個に向かい合う上で教育効果が高いとはいえません。学校はあくまでも人を育てる場です。個への関わりなくして人は育ちません。

 

それがオンラインになると、1画面に30人から40人。ノートを見ることも、個別にひっそり声をかけることもできない。教室以上の一斉叩き込み授業が想像されます。

 

じゃあ少人数でオンラインを行ってはどうか。と、思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、それはそれで難しい。なぜなら…

 

②先生方は忙しすぎる

人数を少なくして授業を展開するとなると、それだけの時間がかかります。仮に45分間の授業を普段の教室と同様に施すとすると、膨大な時間がかかります。今の先生方にはそんな時間はありません。

 

じゃあ短い時間で授業ができるように工夫すればいいじゃないか。と、思われる方がいらっしゃるでしょう。それが一番の問題で…

 

③先生方は「前例」や「マニュアル」がないと動けない

これは学校が抱える大きな課題。大きな動きはトップダウンで決まる学校には独創性が欠けています。こうした未曽有の状況でトップの判断を待っていては動きが遅くなるのは必然。

 

事実、3月からおよそ3か月。どれだけの子どもがリモートで学習することができたでしょうか。ほとんどできていませんよね?

 

もし学校が独自に手立てを講じることのできる状態になっていれば、これほど長い期間に渡って気をもむこともなかっただろうし、今頃はすでに新しい教育スタイルが確立されつつあったことでしょう。

 

学校がオンライン授業を効果的に進めるには

①教員数増

これは、今回の様な事態にならなくても必須事項。先述したように、オンライン授業は1対多人数では本当に難しい。とはいえ、同じ授業を繰り返し行っていく時間がないことも記した通りです。

 

ならば必要なのは人。これは学校でのオンライン授業に絶対に必要な条件です。体感ですが現在の教員数×2はほしいところ。子どものことを本当に大切にするなら、絶対に欠かせないことなのです。

 

②時数削減

教員が忙しい理由の一つに時数の多さがあります。教室で行う授業よりも非効率になる可能性が高いオンライン授業。授業を消化することにいっぱいいっぱいになってしまうと、更に課題が現れるのは必然でしょう。

 

ゆとり教育が見直され詰め込み教育。内容にゆとりをもたせるのではなく、時数にゆとりをもたせ、本当に必要な教育を精査し、施すことができる。見直せるチャンスが、目の前にあるのではないでしょうか。

 

③学校運営に、より独創性を

トップダウン式の学校運営では初動が常に遅れること。これは今回の休校で露呈した最も大きな課題かもしれません。

 

もちろん国の方針があるのは大切な事。全てを学校に託すのは荷が重いところはありますが、「効果的な教育活動」を求めるのであれば学校独自の動きは必要でしょう。設備が整っていること前提ですが、学校判断で動き出すことができていたなら、今の状況はもっと違ったものになっていたことでしょう。

 

国や自治体の指示待ち。そうした体質は変えていくべきです。

 

「一斉に」「整えて」

 

そんな規律は捨てて、子どものためを考えて動き出せる学校にならなくてはなりません。良いと思うことは進んでできる環境になることを願います。

 

④授業スタイルの見直し

これが現在の学校では最も現実的な策。

 

オンライン授業は本来の授業と同じように進めることはできません。子どものノートチェックは難しいため

①課題を出し

②考える時間を設け

③発表し合う

④練り合う

ようなスタイルは難しい。なので私は①②は家庭で行うことを推奨します。もちろん困りを抱える子もいるため、個別に関わる時間を設ける。もちろんこれもオンラインで。

 

③④をオンライン授業の主な内容とすることで、時間はかからなくなり、少人数の授業が実現できる。また、家庭学習の促進としても良いでしょう。

 

ただし問題は課題の内容です。これはかなり精査する必要があります。

 

算数科では教科書を閉じ、問題文を教師が提示。というパターンがよく見られますが、家庭で取り組むならそうはいかない。教科書に全てが載っていますから。

 

従来なら「どうすれば2桁×2桁の計算ができる?」という課題を設けていたのが、「2桁×2桁の計算の仕方を説明しよう」といった形に。実際することは大きくは変わらないのですが、0から考えるのではなく、教科書を参考にしながら考えることができます。

 

他教科でも頭を悩ませるところではありますが、これは先生方の専売特許でしょう。ここで力を発揮せずにいつ発揮するのか!!

 

長くなってしまいましたが、以上が私の考える、オンライン授業の効果を高める方法です。

 

すぐにスタートできないことばかりですが、今後オンラインを整備していく上で変革は必須。こうした考えを多くの人が抱き、発信していく必要があります。

 

この記事が多くの方の目に触れ、教育をより良くしていく方向へ動いていくなら幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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